スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

相続について 19

連絡が一通り終わりましたが、まだ分割協議書と申告書
に押捺してもらうまでは安心できません。

これからは個別に訪問し、よく説明して押捺してもらう
最大の場面です。 日程を調整しながら、近場の方から
順番に ・ ・ ・

それぞれお伺いしても、内容が内容なだけに玄関先
という訳にはいきません。家の中に通されるときは
税理士の先生も私も少なからず緊張します。

いよいよ協議書と申告書を見せながら説明するのですが、
一通り説明の終わった後に、見せて欲しいという方がいます。

当然断る理由もなくお見せします。チョット緊張しますが ・ ・ ・
財産結構有りましたから。
でも、大体が 「見たことないから」 「参考の為に」 って言います。

なかには笑いながら 「こんなにあるのか」 「要求してもいいの?」って
冗談っぽく言う方もいます。

まあ、亡くなられた方が生前、相続人とトラブルがなければ
そんなにこの場面でこじれることはありません。


でもやっぱり緊張しますよね。
あわよくば大金が動く訳ですから、責任重大です。
未亡人以外の5人を2日間で処理しました。

我ながら、なかなかスピーディだったと思います。


                                      つづく





スポンサーサイト

テーマ : 不動産日記 - ジャンル : ブログ

相続について 18

全員が集まる機会を持つことは難しそうでした。
しかしながら、全員の了解を得、分割協議書に
実印を押印してもらうまでは申告もできませんし、
相続手続きも終了しません。

とりあえず、上の方から年齢順に電話をしました。
顔が見える訳ではないので、とにかく丁寧に、
一般的な話を交えながら穏やかに説明をしました。

夫婦間に子供がいないので、兄弟姉妹に権利があること。
兄弟間が円満であれば、大体未亡人に全部ということで
実質的には兄弟は放棄することが多いということ。


この時に一人でも抵抗する人がいるとキッチリ請求されます。
一人に抵抗されるとその人だけ分配するという訳には
いきませんので、全員に分配することになります。

ですから、電話では詳しい金額等は話しません。
具体的な内容については、お目に掛かった時に ・ ・ ・
と、いうように。

電話ではとにかく未亡人を安心させてやって欲しい
ということをメインにします。


大体皆さん余程の事がない限り了承してくれます。
一通り連絡が終わり少し肩の荷が下りました。

いよいよ最終段階です。



                                 つづく




テーマ : 不動産日記 - ジャンル : ブログ

相続について 17

相続の一覧表が出来たところで、自宅に税理士とお伺いすることになりました。
内容の確認や漏れがないか等、また、絵画や高額なものがないか
なんていうのも確認します。


現金、預金、不動産以外のものってうっかりしがちなのです。
漏れると大変です。

今回のケースだと申告は必要となりました。
税額はゼロにはなるのですが、配偶者の税額軽減を使って
ゼロになるので申告はしなければなりません。

申告をして初めてゼロになります。
特例の適用がなく、基礎控除額を超えなければ
申告の必要はありません。当然、納税もありません。

ただし、小規模宅地の評価減の特例等により
ゼロになる場合は、申告しなければ課税されます。

間違いの無いように ・ ・ ・ ・

財産の内容が税理士によって全て確認され、
いよいよこれから兄弟姉妹とのやり取りが始まります。

本来であれば、全員が集まって話し合いが出来れば
良いのですが、地方の方や高齢の方が多い為
取りあえず、電話でお話をすることになりました。

一抹の不安を感じながら ・ ・ ・ ・


                                         つづく


テーマ : 不動産日記 - ジャンル : ブログ

相続について 16

最初に依頼されてから、3か月半くらいで相続関係図 
できました。 その間、役所、法務局、銀行、保険会社、
病院等との交渉を行いました。

相続関係図にはそれを証明する為に相続人全員の戸籍等を
添付しなければなりません。相続人が多いので戸籍を集めるのも大変です。
もちろん司法書士の先生にお願いするのですが ・ ・ ・

地方の相続人もいたので時間が掛かりました。
これからは、税理士の先生の出番です。
これらの書類をコピーし税理士へ ・ ・ ・

これを基に財産の一覧ができ、どのように分けるかを
決めていきます。分割協議書を作成しなければならないので
相続人全員の意見を聞く必要 があります。

夫妻に子供がいなかったから亡くなった人の
兄弟に権利が発生する訳で
この場合、一般的には未亡人が全部相続する場合が多いようです。

だからと言って、権利を主張する人がいないとは限りません。
ここぞとばかりにという人もいます。 良い悪いではないんです。

こういうケースの場合、生前どんなお付き合いをしていたかによって
変わってくるような気がします。


                                           つづく



テーマ : 不動産日記 - ジャンル : ブログ

相続について 15

相続税の申告に当たって、経費というか負債として
認められる費用は、亡くなった日以降の未払いの医療費
葬儀費用等 があります。

いわゆる葬儀屋さんに依頼して掛かる費用ですね。
それと斎場の使用料、お寺に支払うお布施があります。

お布施ってお坊さんに払いますけど領収書なんか貰えませんよね。
でも大丈夫なんです。 どうするかって言うと ・ ・ ・ ・

便箋か何かの用紙に、支払った日付、お寺さんの名前、
金額、それと 「お布施として支払った」 旨を記載して

署名すれば OK です


領収書がなくてもこれで税務署は認めてくれます。
お坊さんに 「領収書下さい。」 とは言えませんものね。
ましてや宗教法人ですから、領収書という発想がないと思います。

だからと言って、金額を多く書いたりしてはいけませんよ。
万が一調査が入った時に困ることになりますからね。

葬儀費用に入らないものとしては、
香典返し、墓石や墓地を買った際の費用、
法事の際の費用があります。

また、永代供養料の様なものもダメです。
要するに、亡くなった時にだけ掛かる費用と
覚えておけば良いと思います。

当然と言えば当然ですが ・ ・ ・


                                     つづく





テーマ : 生き方 - ジャンル : ライフ

相続について 14

被相続人が亡くなられた日現在の残高証明や、
医療保険の入院給付金、死亡保険金の支払い明細等
次々と送られてきます。

その書類を紛失してもいけないので、届く度に
連絡をもらうことにしてあります。
ですから、訪問する回数が自然と多くなります。

私としては、顧客との親密度が増しますから良いのですが
夫人は、少なからずストレスもあるでしょうし、疲れたのでは
ないかと思います。いくらかでも、穏やかな気持ちでいられる様
気を付けていたつもりですが ・ ・ ・ ・

申告に当たっては、以上の様にあちこちにお金のある方は
書類集めが大変です。  遺言書がある場合には、漏れがないかもしれませんが
無い場合には、漏れてしまう可能性が高くなるかもしれません。

ご夫婦が元気なうちに、どこに預けてあるかということくらいは
お互いに分かっていた方が良いと思います。 

どちらかに管理を任せきりだと、いざという時に慌ててしまいます。

不動産等は分かり易いと思うのですが、お金関係 (保険も含む) は
分かるようにしておいた方がベターだと思います。

特に地方に家を持っていてその近くの金融機関に口座を持っている場合など 
ついウッカリしがちだと思います。 気を付けましょう。 


                                             つづく




テーマ : 不動産日記 - ジャンル : ブログ

相続について 13

自筆証書遺言は、遺言者が遺言の内容、日付、氏名を自署し、
押捺して行います。必ず自署しなければなりません。

自筆証書の良いところは、いつでも作成できる。 
証人がいらない。 費用が掛からない。
面倒がないんです。

反面、家庭裁判所で検認の手続きをしなければならない。
紛失等の心配がある。 結構面倒です。

私が自筆証書遺言に出くわした時は、姪っ子が
遺言書を持っていたのです。
亡くなった人から託されていたようです。

早速私は、司法書士に依頼し、裁判所での検認の手続きを
お願いしました。 依頼した後、裁判所から呼び出しがあります。
姪っ子さんはもちろん呼ばれました。 一人だけだと思ったら
なんと他にもいたのです。

法定相続人は一人だと思っていたのに、びっくりです。
確か数人いたと思います。 その人たちも呼ばれていたのです。

後で聞いたら、その人たちも裁判所からの呼び出しなんて何だろう
って思ったそうです。そりゃあビックリですよね。

その人たちも、権利を主張しに来たわけでなく、こんなことめったに
あることじゃないから、一度どんなものか経験してみたい。
ということだった様でした。

結果、遺言書は認められ、それに基づいて相続は行われることとなりました。
私と司法書士は関係者ではないので、部屋(法廷?)には入れませんでした。

しかし、色々なことに驚きましたが、結果として故人の遺志が
認められて良かったことを鮮明に覚えています。
                                                                                                 

                                           つづく





テーマ : 不動産日記 - ジャンル : ブログ

相続について 12

遺言書を作成する場合、一般的には公証役場において
2人以上の証人の立会いのもと、遺言者が遺言の趣旨を
口述しその内容に沿って公証人が作成します。


もちろん、公証役場でいきなり作成できるものでもありません。
当然事前の打ち合わせがあってのことです。

一番安全で安心なのはこの公正証書遺言です。  
この遺言書の原本は公証役場で保管され、これと同じ
効力を持つ正本が依頼者に渡されます。

万が一正本を紛失したとしても、原本をもとに再交付
してもらえます。 やはり安心ですよね。
遺言書は公正証書遺言をお勧めします。

私が過去に一度だけ自筆証書遺言 に出くわしたことがあります。
信託系不動産会社に勤務していた頃の事です。

亡くなった女性は、相談者の姪にあたる人でした。
亡くなった女性のご主人もすでに亡くなっています。
このケースの時も子供がいませんでした。

姪にあたる人がこの夫婦が健在の時から何かにつけて
お世話をしていたようでした。 ご主人が亡くなった後は
それまで以上にマメに訪問していたようです。

秩父からJR中央線沿線の武蔵野市まで頻繁に
通っていたそうです。感心しますよね。

その時は、相続人としては亡くなった夫人も、姪っ子も
姪っ子だけだと思っていたんです。

これが後で、とんでもない事が分かったんです。


                                 つづく




テーマ : 不動産日記 - ジャンル : ブログ

相続について 11

前回、遺言書の事を書きましたが、どのような家族構成だと
書いた方が良いのでしょうか。

まぁ、どんな場合でも基本的には書いた方が良いですね 。但し、
書かなくても 基礎控除の範囲で税の申告が必要なければ、
いくら揉めても時間の縛りはありませんから ・ ・ ・

だからと言って揉めるのはいやですよね。

但し、申告の必要がある人は10ヶ月以内に申告をしなければ
いけませんから、揉めるような要素がある場合には遺言書が
あれば何とか期限以内に手続きすることができると思います。

それでも、遺言書があっても揉めるときは揉めますけどね。
ただ、この場合期限が過ぎてしまうと優遇措置は受けられなくなります

優遇措置を受けられれば、税金はゼロで済んだものが
課税されることになってしまいます。


ですから、子供のいないご夫婦や、子供が複数いるご夫婦
どちらも特に代襲が発生している場合には遺言書は
書いておくべきだと思います。


子供の立場からすると、親が元気な時に話をして
書いてもらうべきです。病気をしてからだと考えてしまいますよね。

また、どんなに仲の良い親子兄弟であっても、それぞれが独立して
別々に家庭を持っていたりすれば、揉めても仕方ないのかもしれません。
そうならない為にも、遺言書は必要です。  


                                           つづく





テーマ : 不動産日記 - ジャンル : ブログ

相続について 10

現在書いている相続の案件について思うことがあります。
それは何か?何だと思いますか。
ご夫妻には子供がありませんでした。

ということは、当然亡くなったご主人は、相続人が誰になるか
分かっていたと思うんです。周りからもさんざん言われていたようですから。
「遺言書」   を書いた方がいいって ・ ・ ・

でも、何度言われても書かなかったようです。
もし遺言書があれば、未亡人の苦労も少しは軽減されたかもしれません。
遺言書がなければ、法定相続に基づいて6人で協議しなければなりません。

法定相続分で言うと 未亡人が3/4 兄弟姉妹で1/4 となります。 
つまり、兄弟姉妹(5人)は一人当たり 1/20 ということになります。
少なからず、協議に時間が掛かる可能性大ですよね。

未亡人だって、口にこそ出しませんが、面倒なことが増えたなぁ
と、思ったんじゃないでしょうか。
どんなに仲の良い兄弟だってお金が絡むと分かりませんからね。

勿論、この兄弟がそうだという訳ではありませんので
誤解の無いように ・ ・ ・

亡くなったご主人の立場で考えるとどうでしょう。

まず第一に、自分の兄弟がお金の事で揉める訳がない。
第二に、少なからず兄弟には世話になってきたから
いくらかは分けてもいいだろう。


こんな思いだったんじゃないでしょうか。
もし、兄弟間の仲が悪かったら、奥さんの為にも
遺言書は書いていたんじゃないかと思うんです。

こういう思いがあったからこそ、ご主人はあえて
遺言書を残さなかったんだろうと思います。


                                          つづく



テーマ : 不動産日記 - ジャンル : ブログ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。